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  福島県会津若松市西栄町1-9
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   ■□■Q&Aのページ■□■   



 ★ふすま、しょうじ、表具一般のよくあるご質問にお答えします

Q

貼り替えの作業にどのくらいの時間がかかりますか

A 障子貼り替えはほとんどのお宅で朝お預かりすれば日没までにはお納めすることが可能です。ふすまは基本的に一泊二日の工程をお願いしております。10面以下ですと当日納品が可能になる場合があります。

Q

貼り替えの作業にどのくらいの金額がかかりますか

A 障子戸は貼ってある紙が上から下までの場合は一本仕上がり税込1,980円です。紙の部分が半分なら税込990円と紙の高さで価格が決定します。破れにくい障子紙使用の場合は一本仕上がり税込3,960円です。ふすまはベーシックタイプで一本仕上がり税込4,400円です。高さ60cm以下の戸襖は一本仕上がり税込1,440円です。

Q

急なイベントができました。すぐに貼り替えてもらえますか?

A ふすままたは障子の本数にもよりますが、できる限りの対応をいたします。まずはお電話ください。

Q

市販の紙で貼り替えにトライしましたがうまくいきません。作業をお願いしたいのですが?

A 対応いたします。まずはお電話ください。

Q

障子やふすまを子供やペットにすぐ破かれて困っています。

A 先が少し丸くなった程度の鉛筆で強く突ついても破れない強度を持った障子紙がありますのでぜひお試しください。普通の障子紙より割高ですが、全然破れないと大好評です。破れにくい障子紙、とご指名いただければ、どこの表具・表装店にもあります。また、当店ではペット共生住宅用壁装材もご用意しています。この壁紙はベースシートを補強し、表面にコーティングを施していますので、従来の壁装材をはるかに上回る強度を持っています。これをふすまに貼ることができます。ご利用いただいたお客さまにはたいへん喜んでいただいています。

Q

ふすま・障子の寿命はどのくらい?いつ貼り替えたらいいの?
(84年前の襖貼り替えのレポートあります - 襖のページ

A ふすまや障子のある場所や使用状況によって違うので一概には言えませんが、ふすまは10年〜25年、障子は3年〜5年で貼り替える方が多いようです。ふすまも障子も長い時間が経つと水分(漿=しょう)が抜けてひとりでに破けるようになりますが、そうならないうちに貼り替えるのがふすまや障子自体を長もちさせるコツです。寿命を短くする要素には、直射日光、湿気、ストーブ、煮炊き、喫煙や線香などがありますが、自らの生活を変えることはなかなかむずかしいので、ふすまや障子を消耗品と割り切って、時期が来たら交換することをお勧めします。

Q

ふすま、しょうじ戸が敷居から外れません。

A ふすまや障子は、敷居の上をスライドさせてみて、いちばん外れやすそうなところをみつけて外すようにします。きつい場合は、敷居の上に乗り、体重をかけながら戸を持ち上げるようにしたり、欄間や油煙窓のような上部にある戸は鴨居にぶら下がって敷居を下げるなどして戸を外れやすくします。いずれも2人以上でやるとよいでしょう。畳が当たる時は、畳を上げてから外します。バールを使ったり、ジャッキで鴨居を上げたりするのは、建具や家そのものを傷つける恐れがあるので、あくまでも最終手段です。また、そこまで状況が悪ければ、工務店などの専門家に相談することをおすすめします。

Q

障子の上手な貼りかたを教えて下さい。

A 障子貼りの仕上がりをよくするには、まず、きれいにはがすことが大事です。しかし、水を全体にかけてなおかつたわしでこすったりすると障子戸自体をいためてしまうのでやめましょう。接着部分のみに水分を含ませて古い障子紙をできるだけ除去します。よく乾燥させてから、障子戸を台の上などにねかせ、できれば2人で戸の両側から糊をつけて紙をのせるようにします。糊しろからはみ出た紙を定規などをガイドにしてカッターで切り落とします。糊ははがすときに簡単にはがれる程度の濃さに均一に薄めてください。つまり、貼る時ははがす時のことを、はがす時は貼る時のことを考えてやるのがコツです。霧は糊が乾いたあと、紙を貼らなかった面から吹きかければ、あとで乾いてピンとなります。

Q

ふすまの上手な貼りかたを教えて下さい。

A ふすまの貼り替えは、ぜひプロにお任せください。一般の方にとってふすま貼りはかなり難しい仕事です。ふすまの構造は見た目より複雑でデリケートなもので、施工にあたっては、何種類もの道具と豊かな知識と経験が必要となります。ふすまが何枚もあると費用もかかり負担もたいへんですが、ふすまには長い間毎日お世話になることを考えると案外割安なものです。

Q

予算が限られていて、安いふすま紙ですが、笑われませんか?

A きれいに貼り替えられたふすまはお部屋の雰囲気を一変します。どんな紙をお使いになっても、手入れされてきれいになったお住まいを笑う者はいません。また、お住まいになる家族の方もきっとご満足いただけると思います。自信を持ってリフォームしてみて下さい。

Q

うちのふすまがはがれてぶよぶよです。

A ふすまが部屋の湿気を吸ってのびた状態になっているので、換気をしたりして、湿度が下がればもとどおりピンとなります。現在、ほとんどのふすまがベニヤ板の上に貼られています。このベニヤ板の上に直接襖紙を貼るとこのようなことはおこりませんが、ベニヤ板の凹凸やわずかなほこりや油が、ふすま紙の表面に滲出してきます。当店ではそのような貼り方はお客さまの要望がない限り致しません。ふすまをきれいな状態で長くお使いいただくために下張りを施してから襖紙を貼ります。ふすまがぶよぶよとしているのは、まさにふすまが機能している状態なのです。

Q

障子を貼り終ると桟の部分が茶色くシミ出てしまいます。どうしたらよいのですか?

A この場合、原因を1つに絞ることが難しいので、次にあげる点を考慮して、次回の障子貼り替えに臨んでみてください。まず、桟の材質によってシミの出やすいものと、出にくいものがあります。ここに最大の原因がある場合には、いたしかたないので、出にくい工夫を致します。
 まず、はがすときの工夫です。水をつけて紙をはがした後に、桟に残る紙と糊のカスもきれいに取り去るようにします。その時に、スクレーパー(掻き取りへら)で桟をいためない程度にしごいて、茶色い水を絞るように除去します。これをやるのは、あまりにひどい場合なので、桟を傷めますのでほどほどにします。また、木目の逆目が立たない方向にやらないと、木がボロボロになってしまいます。
 次に乾燥です。貼る前に十分に乾かします。桟が組んである内側の見えないところまで完全に乾くまで待ちます。ここまでの作業が完璧だと、障子戸を新品と同じ状態に近づけることができるわけです。
 さて、いよいよ貼ります。糊は、気持ち濃いめにして、少なめにつけてみて下さい。つけたところを刷毛で撫でて均一にします。紙を乗せるタイミングとしては糊が乾く直前がいいのですが、接着しないのは困りますので、難しいところです。紙は厚口のものを使えばさらに目立ちにくいと思います。さらに、当店でも使用しておりますがアク止め糊を使えばかなり効果があるはずです。このアク止め糊は、市販されているようですが、アク止め剤を糊に混ぜても同様の結果が得られると思います。以上の点のうち、可能な点を試してみてください。障子貼り替えがうまくいくことをお祈り申し上げます。

Q

ふすま、障子の貼り替えをどこに頼んでいいかわかりません。

A 検索サイトで、地域名とともに「ふすま」または「障子」などのキーワードで検索してみてください。お近くの表具・表装店が見つかります。

Q

ふすま紙で洋風柄はありますか?

A 洋風柄のふすま紙は一般的には「ない」ということになります。なぜなら襖紙そのものが和紙または和紙で裏打ちされた織物でできていて、さらに襖自体が和室に向いて立って(建って)いるので、洋風の柄の必要性がないからです。しかし、現代の建築においては変な表現ですが和室の洋風化が進んで襖や障子が洋風のデザインを加えられて使われる例もまれに見られるようになってきました。ただ、その場合はあくまでも既存の襖紙を洋風にアレンジして、ということになります。あきらかに「洋風な柄」というものは、まだ襖紙メーカーのカタログには登場していませんが、最近の傾向として伝統的な山水画が山のスケッチっぽくなったり、鷹がオウムになったり、松竹梅や菊が激減してナデシコや薔薇っぽい花の柄が増えたりしてきました。これらをさして洋風柄と言ってしまえば「ある」ということになります。どうしても洋風柄を貼りたいという事でビニールクロスを襖に貼る例もあります。

Q

先日内装屋さんに貼り替えてもらったふすまがおかしいのですが

A ふすまとクロスの施工の仕方には、下ばりをする、しないで大きな違いがあります。ほとんどの場合、ふすまは下ばりをしてから表の紙を貼って仕上げます。ですが同じ仕事をする時にクロス施工を主な作業内容となさっている内装業の方には、この下ばりという工程があまり得意でない方もいらっしゃいます。実は、当店にふすまの貼り替えだけを依頼してくださる内装業の方は少なくありません。頼んでいただくようになって、クレームがなくなったと喜ばれています。逆に当店でも、お客さんからクロスの仕事を依頼されて内装業の方にお願いすることがあります。餅は餅屋ですね。

Q

我が家には、ふすまも障子もありませんが、何か役に立つ情報はありますか?

A 障子やふすまは、現代建築にマッチさせるには、ちょっと難しいところがあります。維持や補修に多少お金もかかりますので、賃貸住宅においては、むしろ厄介者扱いされることがあります。ゆえに、障子やふすまはない方がむしろ現代人にとっては暮らしやすいので、そういう住宅が増えています。しかし、厄介者は、実は障子や襖よりもむしろ、それらと変わるようにして増えてきたビニールクロスやドアや家具などに使われている新建材や接着剤です。マンション等のように、コンクリートにビニールクロスが貼ってあって、サッシで隙間なく閉じられている空間では、湿気や化学物質が人体に様々な影響を与えています。そうならないために、自然素材を使ったクロスやホルマリンを含まない糊が普及し、有害物質を使用しない住まいを提供できるようになってきました。伝統的な日本家屋はそのような建築とは全く違う作りだったため、結露やシックハウスというものとは全く無縁でした。もうわれわれはそのような生活に戻れませんので、その点をどう克服していくかが今後の課題と言えると思います。先人が日本の気候にあわせてつくり出した畳や障子やふすまなどは、うまく利用すれば、とてもいいものになるはずです。

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