襖と障子

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 ★Q&AというよりはFAQ、よくあるご質問にお答えします


Q. 我が家の障子貼りをして、貼り終ると桟の部分が茶色くシミが出てしまいます。どうしたらよいのですか?

A. この場合、原因を1つに絞ることが難しいので、次にあげる点を考慮して、次回の障子貼り替えに臨んでみてください。まず、桟の材質によってシミの出やすいものと、出にくいものがあります。ここに最大の原因がある場合には、いたしかたないので、出にくい工夫を致します。
 ひとつは、はがすときの工夫です。水をつけて紙をはがした後に、桟に残る紙と糊のカスもきれいに取り去るようにします。その時に、スクレーパー(掻き取りへら)で桟をいためない程度にしごいて、茶色い水を絞るように除去します。これをやるのは、あまりにひどい場合なので、桟を傷めますのでほどほどにします。また、木目の逆目が立たない方向にやらないと、木がボロボロになってしまいます。
 次に乾燥です。貼る前に十分に乾かします。桟が組んである内側の見えないところまで完全に乾くまで待ちます。ここまでの作業が完璧だと、障子戸を新品と同じ状態に近づけることができるわけです。
 さて、いよいよ貼ります。糊は、気持ち濃いめにして、少なめにつけてみて下さい。つけたところを刷毛で撫でて均一にします。紙を乗せるタイミングとしては糊が乾く直前がいいのですが、接着しないのは困りますので、難しいところです。紙は厚口のものを使えばさらに目立ちにくいと思います。さらに、当店でも使用しておりますがアク止め糊を使えばかなり効果があるはずです。このアク止め糊は、市販されているようですが、アク止め剤を糊に混ぜても同様の結果が得られると思います。以上の点のうち、可能な点を試してみてください。障子貼り替えがうまくいくことをお祈り申し上げます。


Q. 予算が限られていて、安いふすま紙ですが、笑われませんか?

A. きれいに貼り替えられたふすまはお部屋の雰囲気を一変します。どんな紙をお使いになっても、手入れされてきれいになったお住まいを笑う者はいません。また、お住まいになる家族の方もきっとご満足いただけると思います。自信を持ってリフォームしてみて下さい。


Q. うちのふすまがはがれてぶよぶよです。

A. ふすまが部屋の湿気を吸ってのびた状態になっているので、換気をしたりして、湿度が下がればもとどおりピンとなります。現在、ほとんどのふすまがベニヤ板の上に貼られています。このベニヤ板の上に直接襖紙を貼るとこのようなことはおこりませんが、ベニヤ板の凹凸やわずかなほこりや油が、ふすま紙の表面に滲出してきます。当店ではそのような貼り方はお客さまの要望がない限り致しません。ふすまをきれいな状態で長くお使いいただくために下張りを施してから襖紙を貼ります。ふすまがぶよぶよとしているのは、まさにふすまが機能している状態なのです。


Q. ふすま、しょうじ戸が敷居から外れません。

A. ふすま、障子といった建具は、敷居の上をスライドさせてみて、いちばん外れやすいところをみつけて外すようにします。きつい場合は、敷居の上に乗り、体重をかけながら戸を持ち上げるようにしたり、欄間や油煙窓のような上部にある戸は鴨居にぶら下がるなどして戸を外れやすくします。いずれも2人以上でやるとよいでしょう。畳が当たる時は、畳を上げてから外します。バールを使ったり、ジャッキで鴨居を上げたりするのは、建具や家そのものを傷つける恐れがあるので、あくまでも最終手段です。また、そこまで状況が悪ければ、工務店などの専門家に相談することをおすすめします。


Q. 障子の上手な貼りかたを教えて下さい。

A. 障子貼りの仕上がりをよくするには、まず、きれいにはがすことが大事です。しかし、水を全体にかけてなおかつたわしでこすったりすると障子戸自体をいためてしまいます。水分を加えるのは障子紙の接着面だけでいいです。はがしたあとよく乾燥させてから、障子戸を台の上などにねかせ、できれば2人で戸の両側から糊をつけて紙をのせるようにします。糊しろからはみ出た紙を定規などをガイドにしてカッターで切り落とします。糊ははがすときに簡単にはがれる程度の濃さに均一に薄めてください。つまり、貼る時ははがす時のことを、はがす時は貼る時のことを考えてやるのがコツです。霧は糊が乾いたあと、紙を貼らなかった面に吹きかければ、あとで乾いてピンとなります。


Q. ふすまの上手な貼りかたを教えて下さい。

A. ふすまの貼り替えは、ぜひプロにお任せください。残念ながら素人さんにとってふすま貼りはかなり難しい仕事です。ふすまの構造は見た目より複雑でデリケートなもので、施工にあたっては、何種類もの道具と豊かな知識と経験が必要となります。ふすまが何枚もあると費用もかかり、負担もたいへんですが、ふすまには長い間毎日お世話になることを考えると案外割安なものです。


Q. ふすま、障子の貼り替えをどこに頼んでいいかわかりません。

A. NTT発行のタウンページで、「ふすま張り」または「表具・表装店」のページをご覧ください。お近くの表具・表装店が見つかります。
  (『地域別、襖屋さんリンク集』 - こちらです




Q. 障子やふすまを子供やペットにすぐ破かれて困っています。

A. 先が少し丸くなった程度の鉛筆で強く突ついても破れない強度を持った障子紙がありますのでぜひお試しください。普通の障子紙より割高ですが、全然破れないと大好評です。破れにくい障子紙、とご指名いただければ、どこの表具・表装店にもあります。また、2002年春より、当店ではペット共生住宅用壁装材の取扱いを始めました。この壁紙はベースシートを補強し、表面にコーティングを施していますので、従来の壁装材をはるかに上回る強度を持っています。これをふすまに貼ることができます。お試しいただいたお客さまにはたいへん喜んでいただいています。


Q. ふすま・障子の寿命はどのくらいですか。いつ貼り替えたらいいですか。
  (84年前の襖貼り替えのレポートあります - 襖のページ

A. ふすまや障子のある場所や使用状況によって違うので一概には言えませんが、ふすまは10年前後、障子は3年前後で貼り替える方が多いようです。ふすまも障子も長い時間が経つと水分(漿=しょう)が抜けてひとりでに破けるようになりますが、そうならないうちに貼り替えるのがふすまや障子自体を長もちさせるコツです。寿命を短くする要素には、直射日光、ストーブ、煮炊き、喫煙や線香などがありますが、自らの生活を変えることはなかなかむずかしいので、ふすまや障子を消耗品と割り切って、時期が来たら交換することをおすすめします。



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